父は会社に殺されたと思う

父は過労死だったと認めさせるため…美人姉妹(笑)の奮闘記

ネグレクトは私のせいじゃない

友達のネグレクトを児童相談所に相談したら、裏切ったことになるのか - 父は会社に殺されたと思う

の続きです。

 

 

countryちゃんの場合

countryちゃん(仮)は、友達の中でも教祖的な人。何をするのもcountryちゃんが一番最初だった。高校を中退したのも、結婚したのも、離婚したのも、水商売を始めたのもcountryちゃんが一番最初だった。ほかの友達もcountryちゃんも学校やめたしぃ〜ってゾロゾロと後に続いた。

 

countryちゃんは私の大親友だった。でもたぶん今、countryちゃんの本心は私の事が大嫌いだと思う。表面上は友達だけどね。私が地元の小さな会社に就職したとき「なんでそんなやっすい給料で働くわけ?どうかしてる。」って言った。私にも自分と同じキャバの世界に入ってきてほしかったんだと思う。私が某地方の国立大に編入するって言ったとき、「頑張ってね会」を開いてくれた、でも乾杯の時にcountryちゃんがとった音頭は「ラブラドール(私)はすぐ帰ってくるから、その時はウチラが支えてあげよう」だった。私が地元を出たっきり帰らないのが気に入らない。親友だったのにcountryちゃんと同じ世界にいつづけなかったことが相当に気に入らない。私の事が大嫌いな理由はそんなところだと思う。

 

countryちゃんはずっと不倫をしていた。ひとりの人とずっと不倫してるって意味じゃなくて、付き合う人が全部既婚者という事。カレシたちは「countryには小さな子供がいる。難しい時期だから子供のために、もう少しこのまま(不倫)でいてあげよう」って意味の事を毎回いう。

 

でも今回のカレシは違った。キャバで出会った、ちょっと(いや、かなり)チャラいけれど、建設会社の跡継ぎ息子で独身のハーバー君(仮)。ハーバー君はcountryちゃんと真剣に付き合ってる、結婚も考えてるって言ってた。だから夜の仕事も辞めてほしいってハーバー君に言われてcountryちゃんはレンタカー屋さんでアルバイトを始めた。夜に子供をおいて飲み歩くのもやめてほしい、子供といる時間を大切にしてほしいって言われたから、ちゃんと家で子供と過ごすようになった。

 

ハーバー君が「会える時はcountryと子供と3人で過ごしたい、将来のために家族になる練習期間がほしい」って言ったから、countryちゃんは実家をでてアパートをかりて子供と2人暮らしを始めた。ハーバー君は忙しかったらしいけど、休みの日には3人で過ごしていて幸せそうだった。countryちゃんは私に嬉しそうに電話してきて「いままで、辛く当たったりすることがあったことごめん」「ほんとは、どんどんラブラドール(私)が遠くに行くみたいで寂しかった、羨ましかった」って言った。

 

私がたまたま実家に帰って、家族でホテルのレストランに食事に行ったとき、少し離れた席に座っているハーバー君を見かけた。親しそうな女と一緒だった。不審に思ってずっと見ていると、ハーバー君の両親らしき人が遅れてレストランに入ってきてて席に座った。ハーバー君の席の醸し出す家族っていう雰囲気に「あの女性は従妹かもしれないな」と思った。どう考えても浮気現場ではないように思えた。countryちゃんはカレシの関係となると情緒が不安定なところがある、リストカットをした事も何度もあるし、カレシとうまくいってないと子供につらく当たることも多い。だからあえてcountryちゃんには言わないほうがいいと思った。

 

それから1ヵ月後、countryちゃんがおかしくなった。ハーバー君に振られたからだった。ハーバー君はどこかの社長の娘と結婚しなきゃいけなくなった。親の命令だから、会社のためだから断れないという事だった。私が食事していたホテルで2ヵ月後に挙式をするという。私が目撃したのはハーバー君の婚約者だった。きっと挙式の打合せ後に家族で食事をしていたんだろうってその時はじめて、あの家族っていう雰囲気の意味が分かった。

 

私が驚いていると、countryちゃんの居ないところで、他の友達が「いまさら」って言った。地元で夜の世界で働いている女の子の中では知らない人は居なかったらしい。ハーバー君がcountryちゃんに子供と過ごす時間を大切にしてほしいって言った本当の意味は、「夜に出歩かれたら、自分が困るから家に居てね」だった。会える時はcountryと子供と3人で過ごしたい、将来のために家族になる練習期間がほしいって言った本当の意味は「外でウロウロできないから、部屋を借りてね」だった。

 

友達はみんな知ってて、countryちゃんに言わなかった。

 

そう、私がおかしいと思うのはここ。友達同士、いつも足を引っ張り合っている、自分と同じ世界に居てくれないと気が済まない。幸せになろうとする友達の邪魔をしあう。

 

話がそれそうなので、また追記します。