父は会社に殺されたと思う

父は過労死だったと認めさせるため…美人姉妹(笑)の奮闘記

友達のネグレクトを児童相談所に相談したら、裏切ったことになるのか

ここ二日間で書いていた日記について

社内クーデターをたくらむ ゆとりちゃん - 父は会社に殺されたと思う

 

私は頭がよくないから、何が言いたいのかよくわからない内容になってしまっていたけど、このブログは私が言いたかったことを的確に言っている。いいなぁ、こう言う的確に人に伝えられる文章が書けるようになりたい。

いい仕事をすればするほど、仕事はつらくなっていく - 脱社畜ブログ

 

その通りだとおもう、労働者の意識が変わらない限り、搾取され続けるだけ、日本人はḾ気質が強すぎる。

 

 

話は変わって、タイトル「友達の事を児童相談所に相談したら、裏切ったことになるのか」のについて

私は元不良(高校生の頃までね)、元不良でいいのかな?元ギャル?元素行が悪かった?何て言えばいいんだろう。要するにリーゼント系の不良ではない、時代がギャル全盛期だったらから。

 

高校1年で家に全く帰らなくなった。2年生の時に中退した。17歳で妊娠した。18歳で娘が生まれて母親になった。旦那がどうしようもない奴ですぐに離婚してシングルマザーになった。高校中退の社会人経験のないヤンキーを雇ってくれるような会社はなかった。友達は水商売を勧めてきた、でも私は水商売で稼いだお金で子供を育てるのが嫌だった。まっとうに子供を育てられるようになりたい、世間の母親から見たら「当たり前」の事が当時の私の目標であり夢だった。

 

ガソリンスタンドでバイトをしながら通信の高校に通った。高校を卒業して正社員で働けるように就活した。従業員20人くらいの小さな会社に面接に行ったら、「普通に高校を卒業した子よりも根性があるかもしれない」と奇跡的に雇ってもらえた。社長の奥さんが会社員として働くための基本的な常識を根気よく教えてくれた。髪型、服装、敬語…今考えると恥ずかしい。「御中」をゴチュウと読んでいた。電話のメモもすべて平仮名とギャル文字で書いていたから、いつも奥さんが赤ペンで漢字になおしてメモを返してくれた。

 

就職してから1年、社長と奥さんに呼ばれた「通信の短大がある。給料を上げてあげることはできないが、ボーナスで学費分を上乗せするから、それを使って行ってみないか」と言われた。通信の短大の学費は年間25万ほど、当時の私には25万は大金だった。自腹を切って通えるような金額じゃなかったからすごく嬉しかった。

 

1年半後、無事に卒業できる見込みになったこと、もっと勉強したくなって実は大学の編入試験を受験したこと、運よくある国立大学に受かったことを社長と奥さんに報告した。

「実はね、ボーナスに上乗せしてたんじゃないんだ、ラブラドール(私)のボーナスに年間10万しかあげてなかったでしょ。ほかの事務の人には年間40万あげてたんだよ。」

「嘘をついていてごめんね。うちの様に小さな零細企業には他に行く宛てのない歳をとった人しか入ってこない。ラブラドール(私)には一生、こんな会社で小さく生きて行ってほしくなかったんだ。うちの会社を踏み台にしてもっと大きな世界に出て行ってほしいんだ」

 

子供をつれて、実家から離れた大学に編入することに不安でためらう気持ちもあったけれど、社長と奥さんに背中を押されて、進学を決めた。今思うと、よく生きていたなぁ〜って思うほどきつかったけど、バイトと子育てと大学生を2年やった。で、なんとか2年で大学を卒業した。今の会社に就職した。短大時代に出会った今の旦那さんと再婚した。

 

あ…とてつもなく話がそれた…。つまりは元不良なので、必然的に友達も元不良が多い。友達のほとんどが18歳〜20歳の間に子供を産んで、だいたい離婚して現在シングルマザーになっている。私も勧められたように、みんな友達の勧めで水商売を始めた。10年近く水商売をやっているから抜け出せないし、どっぷり夜の世界にはまっている。だんだんと子供を実家に置きっぱなしにする友達が増えていった、子供を実家において男と同棲をするとか男の家を渡り歩いて実家に戻らない友達が増えた。

 

良くないんじゃないか…とは思った。でも人の人生に責任は持てないし、干渉するのはよくないと思ったから、その部分については触れなかった。2〜3年前まではそれでよかったというか問題はおきなかった。孫は可愛いから、なんだかんだ言いながら友達の両親たちも孫の面倒を見ていたから、表向きは問題はおきなかった。でも、ここ数年で両親の世代が「定年」を迎え始めた。孫の面倒を今まで通り見れないとか、いい加減まっとうに生活してほしいとか両親の不満が爆発し始めた。

 

両親ともめて、親子の縁を切られた友達が何人もいる。そういう友達は、今まで子育てを親にまかせっきりだったから、どうやって育てていいかわからないからストレスが溜まる。家事もほとんどしたことがないからうまくやれなくてストレスが溜まる。30歳になった今、水商売の世界では自分の商品価値が値崩れを始める。若いキャバ嬢にお客さんを持っていかれてストレスが溜まる。水商売で思うように稼げなくなったうえに、今までの様に自分だけのためにお金を使えない。子供や生活費でほとんどなくなっていく、ブランド物が買えなくてストレスが溜まる。

 

出かけるので、また続き書きます。

いつも中途半端な書きかけになっちゃうな( ;∀;)

 

 

 

 

社内クーデターをたくらむ ゆとりちゃん

母と週に一度は電話で話すことにしている。父が亡くなるまでは「音沙汰ないのが元気の証拠」といっていた母の言葉に甘えて、用事がある時にしか連絡をしなかった。今は母の事が心配でたまらない。

 

「またね、パートさんが辞めたんだよ」母がそんな話を始めた。辞める人がいると、次に新しいパートさんが入ってくるまでは何とか残された人たちで仕事を回さなきゃいけない。そもそも社員はサービス早出・残業は当たり前の風潮だから、さらに拘束時間が長くなる。母のようなパートさんでさえもサービス残業をさせられているという。「タイムカードで端数時間がでたときは、30分未満は切り捨てなの」と母は言う。30分未満は切り捨てだから25分たったところで「上がってください」と工場長から声がかかるらしい。しぶしぶタイムカードを押すとちょうど9時28分だったそう。

 

最初は「お世話になってる会社が大変な時だから…」と快く引き受けていたらしい。でも新しいパートさんが入ってくる気配はない。みんなで会社を支えて頑張った結果、経営者は「一人減らしても今までと変わりなく会社は回るんだ」という結論に至ったようだ。「そんな風潮だからね、結構人がやめていくのよ」と母は続ける。聞けば2年間で5人が辞めていったらしい。補充はなし。結局、頑張ることによって自分で自分の首をしめちゃってるんだね。

 

昨日、「ゆとりちゃんを擁護します」というブログを書いたのは、私の後輩ユウキちゃんの素直すぎる行動にある種の感動を覚えたから。

 

ユウキちゃん「ラブラドールさん(私)すごいですね、今年度の売り上げ目標9割クリアしてから休職したんですね、1月から復帰ですか?お願いがあるんですが、売り上げ目標クリアするのやめてもらえますか?」

 

と言う電話がかかってきた。どうやらユウキちゃんは社内クーデターを起こしたいようだ。年の瀬も近づいて社内は販促キャンペーンに熱を入れる、うちの支社にも本店からお偉いさんがきて決起大会なるものを開催したそうだ。販促しろ!と毎朝の朝礼で言われるものだからユウキちゃんは期待に応えようと頑張ったみたいだった。

 

その結果、販売代理店より大口の案件が舞い込んだ。かなりの大口だから商談に同行してくれないかとユウキちゃんは頼まれた。それがどうやら、内部のお偉いさんが来て行われる「決起大会」という飲み会+おまけの会議の日と重なったらしい。その事について支社長に相談したところ「○○本部長がいらっしゃる日に代理店にかまけるつもりなのか!」「わざわざいらっしゃってくださる○○本部長に申し訳が立たない!俺の顔に泥を塗るのか!」と怒られたそうだ。で、その案件はお流れになった。そしてそれはうまくスケジュール調整ができなかったユウキちゃんの自己責任と言われたらしい。ひどいね。

 

うちの会社は業界では最大手で、日本人なら知らない人はいないというくらい大手の企業。でも歴史が長すぎて社風が古すぎるというか霞が関のお役所に近い腐敗した雰囲気がある。高学歴な人も多く、販売代理店を見下してる。代理店が売ってくれなきゃ、会社は潰れちゃうのにね。お酒の席も代理店さんとの場合は、ちょっと高めの居酒屋だけど、社内のお偉いさんの場合は地域で一番高いホテル。

 

おかしい!絶対おかしい!とユウキちゃんはいう。

 

ユウキちゃん「お客様第一とか嘘なんですよ。売り上げ目標も、君たちの成長のためとか嘘なんですよ。支社長も、本部長もお客様のためとか会社の発展のためとか、そんなことは建前で、自分の評価を上げるために俺たちを利用してるだけなんです。」

 

私「まあ、そんなとこだろうね。」

 

ユウキちゃん「素直に俺のために頑張ってくれと言われたらまだいいけど、あいつらお前のために、お前の成長のためにってセコいんですよね。だから、クーデター起こすんです。今期ほかの支社はほぼ目標達成できる見込みだから、うちの支社は95%位で止めるんです!5%売り上げが足りないくらいで会社にはほとんど影響ない、だけど支社長と本部長にとっては、他が達成できてるのに自分の管理下が達成できてないということは大きな恥だと思う。だから協力して下さい。」

 

そんなこんなで、ユウキちゃんに賛同してみることにした。私の場合は個人的な恨みからだけどね。私を休職に追いやった大きな原因である支社長を喜ばせなくてもいいかなあ〜と思ったから。

 

一般的にはこれだからゆとりは…と言われちゃいそうな価値観なんだけど、母の話を聞いて、母の会社にもゆとりちゃんがいれば少しは状況が改善されるんじゃないのかなぁと思った。だってゆとりちゃんってお偉いさんの思い通りに動いてくれないもん。ゆとりちゃんは案外シュールに社会や会社を見ている気がする。

 

ゆとりちゃんだけじゃ会社は成り立たないし、ゆとりちゃんがすべて正しいとは思わないけれど、ゆとりちゃんが居ないと母の会社のように「労働力が搾取されるだけ」という会社になりかねない気がする。

 

ネットやニュースでゆとりちゃんを批判するとき、悪い側面だけを誇張して伝えられている気がする。価値観が違うだけで、そんなにおかしい人ばかりじゃないよ。だいたい、ゆとりちゃん以前の世代にだっておかしい人は居るわけだし。

 

セクハラ・パワハラ支社長よりも、ユウキちゃんのほうがよっぽどまともだと思ったのでした。